- 2008-03-01 (土) 19:00
- くらし
今日の朝日新聞に、インドのIT企業インフォシステクノロジーズの創業者である、
ナラヤナ.ムルティさんのお話が載ってた。
以前から、この人の企業理念を尊敬していたので、とてもうれしかった。
ムルティさんは、もともとインドの初代首相ネールの思想に共鳴する社会主義者で、
若い頃から貧困問題に取り組む活動家だったのだけれど、
あるとき、「誰かが、貧しい人々に分配する富を作らなければならない」
という現実に気づき、自ら起業したのだった。
今やインフォシステクノロジーズは、米国ナスダックにも上場する、
インドを代表する大企業となり、
開発の遅れた農村に人材育成のための施設を作り、
利益の1%(当期利益約1000億円)を貧困支援に投じている。
ただ理想を口にしたり、他人の寄付を当てにするんじゃなく、
自分の手で分配する富を稼ぎ出すってところが、
なんともダイナミックで素晴らしい!
敬虔なヒンズー教徒でありながらも、緻密なリアリストで、
「神様は信じるが、神様以外はデータで示せ。」
がインフォシスの合言葉だとか。
この言葉最高!(^^)
インド人の、こういう、「天を指差しながらも、足元はしっかり揺るがない」という気質が、
わたしがインドをこよなく愛する理由の一つかも。
身近な体験で言えば、
オートリキシャ(インドの三輪タクシー)の運ちゃんでも、
深遠な宗教哲学を語るが、
降りるときはしっかり料金は吹っかけるみたいな(笑)
理想だけでは何も動かないし、
現実だけでは殺伐としすぎる。
その両者のバランスをいかにとっていくか...
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